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―― 早速ですが、今回の作品のコンセプトを聞かせていただけますか?
翠川:季節的に涼しさを感じてもらえるように、使い方が難しいグリーンを基調に制作しました。金色の器から「和」っぽいイメージなのかな、というところ
をあえてはずしてみました。
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―― 丸いグリーンがアクセントになってますね。
翠川:そうですね。丸いクーゲルで変化をつけて、おもしろみを出してみました。
どんな風に作ればいいのかなって興味をもってもらえるとうれしいですね。
―― さきほど、「あえてはずす」とおっしゃっていましたが、どういうことですか?
翠川:「ミスマッチの中に新しいマッチを見いだす」感じですかね。
かわいらしい作品を「かわいらしいまま」で伝えるんではなく、変化を加えるのが好きですね。
その時々のトレンドを取り入れるにしても、ストレートには伝えたくないんです。
―― なにかこう、挑戦してる感じですね。
翠川:そうやって、あえて自分を追い込んでいるのかもしれないですね。
新しいものにチャレンジしたいって気持ちがすごく強いんです。
―― 新しいものを取り入れる時に参考にしているものはありますか?
翠川:学校にくる生徒さんからトレンドを知ったり、インテリアからデザインを考えたりもしますね。元々は、空間全体の演出に興味があったんです。
私が持っているちょっと古い海外のインテリア雑誌があるんですが、今見てもすごく洗練されてます。全く古さを感じさせないんですよね。
そういったものを見ると私もまだまだだなって思います。
―― 翠川先生のお花に対する向上心がすごく伝わってきますが、アカデミーに入ってからずっとそうなんでしょうか?
翠川:三度の食事より、お花が好きなんです(笑)。今でこそ生徒さんにお花の素晴らしさを伝える側ですが、
もともとアカデミーに入ったのも自分が楽しみたいってところからなんです。
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―― では、最初からお花の仕事に就きたいという気持ちではなかったんですね。
翠川:はい。アカデミーのレッスンを受けながら、先生が作っている素晴らしいアレンジを自分も努力して作りたい!
という気持ちでひたすら創作を続けてました。もともとゼロから何か生み出すことが好きなので、苦ではなかったです。
―― 今、伝い手側になったことによってご自身の中での変化はありましたか?
翠川:特にはないです。自分の持っているお花に対する情熱を伝えていければいいと思っています。
ただ、生徒さんそれぞれに個性がありますので、その方が何を望んでいるかを受けとめて、きちんとアドバイスをしていきたいですね。
―― 翠川先生にとってお花とは、なんでしょうか?
翠川:うーん、難しい質問ですね。あえていうと、「創造、創作をする上で一生付き合っていけるパートナー」かしら。
そのパートナーが持つ世界共通の言葉を借りて、
多くの人に私の持つ花に対する情熱を伝えていければ、すごくうれしいですね。